『ベイビー・ブローカー』カンヌ映画祭コンペ選出
『ベイビー・ブローカー』カンヌ映画祭コンペ選出!
日本版ポスター&追加キャストが解禁!
是枝裕和監督の最新作にして、初韓国映画となる『ベイビー・ブローカー』が、第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出されたことが発表され、あわせて日本版ポスタービジュアル、追加キャスト情報、日本公開時期が解禁されました。
『ベイビー・ブローカー』は、“赤ちゃんポスト”に預けられた赤ん坊を巡り出会っていく人々が描かれるヒューマンドラマ。
是枝監督作品がカンヌ国際映画祭でコンペティション部門に選出されるのは、最高賞のパルムドールを受賞した2018年の『万引き家族』から4年ぶり、6回目となります(カンヌ国際映画祭への出品自体は8回目)。『万引き家族』以前には、2004年『誰も知らない』では主演を務めた柳楽優弥が最優秀男優賞を受賞、2013年『そして父になる』では審査員賞を受賞しています。
是枝監督は2019年のベネチア国際映画祭コンペティション部門でオープニングを飾った『真実』で海外の才能たちとの本格的なセッションに踏み出していますが、本作はそれに続き、韓国の製作・俳優陣と長年温めてきたオリジナル企画を映画化した初の韓国映画となります。
キャストには、2020年アカデミー賞作品賞を受賞した『パラサイト 半地下の家族』でも主演を務めたソン・ガンホを主演に迎え、『MASTER/マスター』のカン・ドンウォン、『空気人形』のペ・ドゥナという韓国を代表する名優に、フレッシュな顔ぶれとして“IU”としても活躍するイ・ジウンの出演が発表されていますが、新たに、日本を始め世界的にも話題を呼んだ韓国TVドラマ「梨泰院クラス」で、主人公が経営する居酒屋の料理長マ・ヒョニ役を演じたイ・ジュヨンの出演が発表。本作では、ペ・ドゥナとコンビを組んでブローカーたちを追うイ刑事を演じています。
以下、ドンウォンのコメントです。
カン・ドンウォン
皆が心を尽くして撮影した作品であるだけに、このような嬉しい知らせを聞くことができて、とても感謝しています。
カンヌ映画祭に次いで公開も控えているので観客たちと一緒に過ごす瞬間が、いつになく楽しみです。
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日本版ポスタービジュアル ↓
海外用ポスタービジュアル ↓
『ベイビー・ブローカー』(原題:Broker)
古びたクリーニング店を営みながらも借金に追われるサンヒョン(ソン・ガンホ)と、<赤ちゃんポスト>がある施設で働く児童養護施設出身のドンス(カン・ドンウォン)。ある土砂降りの雨の晩、彼らは若い女ソヨン(イ・ジウン)が<赤ちゃんポスト>に預けた赤ん坊をこっそりと連れ去る。彼らの裏稼業は、ベイビー・ブローカーだ。しかし、翌日思い直して戻ってきたソヨンが、赤ん坊が居ないことに気づき警察に通報しようとしたため、2人は仕方なく白状する。「赤ちゃんを大切に育ててくれる家族を見つけようとした」という言い訳にあきれるソヨンだが、成り行きから彼らと共に養父母探しの旅に出ることに。
一方、彼らを検挙するためずっと尾行していた刑事スジン(ぺ・ドゥナ)と後輩のイ刑事(イ・ジュヨン)は、決定的な証拠をつかもうと、静かに後を追っていくが…。
こうして、<赤ちゃんポスト>で出会った彼らの、予期せぬ特別な旅が始まる──。
監督・脚本・編集/是枝裕和
出演/ソン・ガンホ、カン・ドンウォン、ペ・ドゥナ、イ・ジウン、イ・ジュヨン
製作/CJ ENM
制作/ZIP CINEMA
日本公開/2022年6月、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー